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2013年4月

2013年4月29日 (月)

『ど根性夏みかんのジャム』  

生ごみから生まれて、生ごみで育ったという奇跡の夏みかん

驚くべき生命力にあやかろうと、大奮闘! 洗って、きざんで、湯こぼして・・・・砂糖を入れてグズグズ煮込み、とろみが出てきたら出来上がり! かなりの砂糖を入れたつもりでも酸味と苦みが残る。決してお子様向きではないけれど、ひたすら甘いジャムよりも美味しいと思うのは自我自賛? さっそく友人に押し付けてみました。

反応は? 市販されているものより甘すぎず美味しいとのこと・・・・・・

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さてさて、あと10個とどのように向き会ったら良いだろうか?

2013年4月26日 (金)

牧野記念庭園

4月も半ばを過ぎたというのに、春らしからぬ日々が続いている。 久しぶりに大泉学園にある牧野庭園を散策。 博士の住居をそのまま保存し、300種を超える草木類の植生する佇まいはひっそりと静かな風情、他に入館者は見当たらない。 

     練馬区立『牧野記念庭園』 03-3922-2920  休館日:火曜日

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          庭の中心には博士の銅像とスエコザサ(妻の名前を命名)

人の名前も草木の名前もなかなか覚えられない。 笹はササ、つつじはツツジ、桜はサクラでいいんじゃないかと思ってしまうのだけれど、学問ともなるとそうはいかないらしい。

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当時そのままの姿をとどめる書斎、パソコンもデジカメもない時代、電気ストーブは進んだ神器だったに違いない。 木造自宅は耐火建築コンクリートの中にしっかりおおわれて、雨風を凌いでいる。

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自宅は2階建てだったらしいが、現存するのは一階書斎部分のみ、晩年まで研究に勤しんでいる牧野富太郎博士の写真。 

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庭でひときわ鮮やかな色を呈していたのは赤いツツジと藤色のフジ。 他には控えめな草木が息を忍ばせているようだった。

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2013年4月23日 (火)

フラワーロード

駅へ行く途中の中学校の道路脇100メートルにはいつも季節の花が咲いている。道は他にもあるけれど、いつも花に誘われて、この道を通ることになる。夜は香だけが漂う。 時折お母さんらしい人たちが植え替え作業をしている。 ボランテイアかな?と思いつつ通り過ぎる。 今度は是非「ありがとう」の一言を伝えたい。

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     木瓜バラが金網に絡んで芝桜、チューリップ、パンジー等々、春真っ盛り

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「こどもたちの健全な成長の願いが込められています」という書き込みが貼られている。 ホットする光景である。

2013年4月20日 (土)

映画 『愛、アムール』

結婚という絆に支えられて平穏な時間が流れたとしても、やがて老いと死がやってくる。愛があればあるほど別れは厳しい。心を失った妻を自宅介護する夫。二人だけの世界に突入してしまい、娘の意見も聴きいれない。344164view003_7

以前、日本でも認知症の妻と最後の旅をしながら、海に入水した老夫婦の心中事件があった。長年の伴侶が壊れてしまったとき、夫は片腕どころか両腕を失ってしまうのではなかろうか。 追い詰められた男の生真面目な頑固さと弱さを見せつけられた思いがする。  現実的で怖い映画でもある。

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夫を演じているのは「男と女」のジャン・ルイ・トランテニヤン、妻役は「24時間の情事」のエマニュエル・リヴァ、二人とも演技をしていないような自然体でリアリテイがあるのは過去の映像が重なるからかもしれない。 

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Kazukowakayama

監督: ミヒャエル・ハネケ

2012年カンヌ、パルムドールを受賞

2013年4月17日 (水)

『夜ノ森』という地名

まだ6歳ぐらいだった子供のころ、近所の駐在所に赴任して来たおまわりさん一家にはきょうこちゃんという目のパッチリしたかわいい女の子がいた。よく一緒に遊んだ。 

電車ごっこをする時、きょうこちゃんの得意な駅はヨノモリだった。『次はヨノモリ~』と言って電車を止めた。 彼女の言う、ヨノモリが『夜ノ森』であることを認識したのはごく最近である。 しみじみと地図を眺めると海の近くの風光明媚なところで、その頃は原発もなく平和な場所だったはず。 

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バリケードの奥に満開の桜並木、放射線量はいまだに毎時5・42マイクロシーベルト。 この現実にきょうこちゃんもどこかで心を痛めているに違いない。 ヒトは目に見えないものにはあまりにも鈍感である。原発推進派を名乗るヒトたちはこのような土地の哀しみを感じることはないのだろうか? といつも不思議に思う。

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                                       東京新聞 4.13.

2013年4月14日 (日)

生ゴミから生まれた夏みかん

今年は120個も生ったという夏みかんを友人が自転車に乗せて運んできてくれた。 実は生ごみから発生したのだという。 決して見目麗しくはないけれど、このど根性みかんをおいしく食べて、昨今のうっとおしい靄を払しょくしたいものです。 

さて、ジャムにしようか、マーマレードにしようか?それともスポーツドリンクとミックスして飲むのも良さそう、皮を削って日本酒に入れてヘアートニックにすると、みるみる髪の毛がフサフサと生えてくる?のだとか・・・・・

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      夏みかんに押しつぶされているのは我が家の飼い猫「アルプ」

2013年4月10日 (水)

20歳の宮様桜 ~ トルコ・チャナッカレ大学

 トルコの桜も満開ですと写真が送られてきた。 三笠宮殿下が日本語学科が開設された折、キャンパスに苗木を植樹されたという桜である。当初はヒョロヒョロとして枯れてしまいそうな雰囲気だった。 年々成長して、今はライトアップされ日本語学科のシンボルにもなっている。

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友人がトルコの大学『チャナッカレオンセキズマルト大学・日本語教育学科赴任して20年の歳月が流れた。 

日本語教育学科が設置されて以来、多くの卒業生を送り出し、日本の大学院に留学した人も多い。 その中の数人は数年前から母校の日本語教育学科の教員となり、後輩たちの指導にあたっている。 また、トルコに進出している日系企業で働いている卒業生も多く、彼らは日本とトルコの架け橋となって活躍している。

現地の新聞にも「プリンスの桜の木が20歳」という見出しで掲載されたそうです。

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若い蕾たち: 植樹されたときはまだ生まれていなかった今年の1年生(18~19歳)

2013年4月 8日 (月)

ハナトコイシテ ~ 牧野博士生誕150年

     『草をしとねに 木の根を枕 花と恋して九十年』

と自ら詠んだ生涯を1957年94歳で終えた日本植物学の父、牧野富太郎博士の生誕150年を記念して酒造会社の司牡丹がミニサイズ(2合瓶)の日本酒を新発売。

花と恋をしてしまった博士にふさわしく、パッケージも清楚で可愛い。もっぱらプレゼントに愛用しているけれど、反応はまだ得られない。酒豪には物足りない、淡泊な味わいなのだろうか?

お天気の良い日には練馬区大泉の博士が晩年を過ごした牧野記念庭園に出かけて植物の名前を覚えるのも楽しいかもしれない。 

http://ekoen.jp/tokyo/nerima/3496/

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       箱の花はバイカオウレン(梅花黄連): 文字も絵も博士の直筆
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2013年4月 4日 (木)

199の階段

古都、イスタンブルには限りなく90度に近い坂と100段を超す階段が多い。振り返ると美しいボスポラス海峡が見える。たとえ北向きであろうが、海の見える部屋は人気があり、家賃も高い。

友人宅へ行くにはこの階段を上ったほうが近道、全部で199段の階段を上ると素人の足はガクガクになる。イスタンブルッ子は老いても魔法の足を持っているらしい。

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                  勇気を出して上ってみよう!

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                      まだまだ先が見えない

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                   一休みしながらもう少し・・・

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                 途中にはこんなオスマン風の館も

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               振り返るとボスポラス海峡と大橋が見える

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              やっと上りきった、この風景が「イスタンブル」

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