イスラム式 『ト・イ・レ』
今や日本は「ウオシュレット」なる立派なビデを産出し、殆どの一般家庭に導入されているが、はじめてヨーロッパを訪ねたとき、特に、ラテン系の国々(フランス、イタリア、スペイン等)でのトイレ事情には驚いた。 トイレの隣にトイレと似たようなモノ、つまり、ビデが備わっていることに誰しも違和感を覚えたはず。
実際、現地での使用法はオシリの洗浄はもちろん、足を洗うことにも使用しているらしい。日本人のように入浴にこだわらない代わり、香水をつけて、オシリとアシは綺麗にしようという計らいらしい。
さて、イスラム圏のトイレはまた違う形で清潔を保っている。便座ではなく日本同様「座る」が基本。 小さい穴と足場があって、どっちが前か後か?と一瞬迷うのだか、手前が前。左手に水道管があり、洗浄後は小さなバケツで自分で流すのが基本。
そして使用済みのペーパーは流さず、右手の容器に入れることになっている。 外国人観光客の多い博物館などは一般的なトイレも導入されているが、イスラム式ではクリネックスなどのペーパーを流すと目を覆うような状況に・・・・・ガイドブックなどにはこの点をしっかり明記してほしいものである。 旅はトイレに始まる!
バスターミナルのトイレ、50円程度の使用料で管理されている
そういえば、満州育ちの亡母は女学校の寄宿舎が、すでに便座式の水洗だったと自慢していたのを想い出した。
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