元祖 『喫茶店』はイスタンブル発
カフェ(喫茶店)の歴史を遡ると、どうやらシルクロードの終着点であるイスタンブルが発祥地らしい。 世界のあちらこちらから香辛料などが集まって、ヨーロッパへ流れていった。 そこでジェノヴァ人、ベニスの商人達が商談をする場所がカフェということになった。
モチロン国際的な都市であったイスタンブルには酒もあっただろうが、アフリカのモカなどから運んできた珈琲豆を挽いて煮出して提供することになった。 トルコ珈琲といえば、今でもそれが主流だが、イタリアではエスプレッソに成長。
ヨーロッパで始めてのカフェはベニス。やはり商人達が取引をするために利用されたという古いカフェがサンマルコ広場に現存(今では観光客で溢れている)。
時が流れて日本にも庶民向け『純喫茶』などが上陸。今や世界のブランドカフェが街角に出現、何故『純』がついたかって?そういえば『音楽喫茶」』とか『うたごえ喫茶』とういのもありましたね。
ここまで本格的に古式豊かに出してくれるところもめづらしい。 普通はソーサー付きのデミタスカップなのだが、砂糖を入れて煮出すのでスプーンも不要。
注文するときは先ず、砂糖の量を聞かれるので砂糖ナシか中ぐらいか砂糖入りかを選択する。砂糖抜きで美味しいチョコのひとかけらと一緒が美味しいと思う。
上澄みが落ちてからゆっくり時間をかけチビチビ飲み、商談がまとまった頃には珈琲の塊が地図のようにカップの底に・・・それを占うのが珈琲占いで、殆どが遊びだが、中には当たる占い師として商売をしている人もいる。
このコーヒーはせっかちな日本人には極めて評判が悪い。ザラザラして豆粕を飲んでるみたいだという。そのために、お口直しの『水』が必ず添えられているのだが。
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