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2012年8月

2012年8月27日 (月)

見知らぬ花 ~ サマークリスマス?

今年はルーフバルコニーの工事があったので、花壇の土を半年ほど預けることに。 返還された土にはいろんな種類の植物の種が混じっていた。 この猛暑の中、咲き出した赤い花・・・・と思いきやそれは葉の一部が赤くなっているだけ。 緑に赤、まるでクリスマスを思わせる。 

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複数の花好きにも訊ねたけれど「外来種でしょう」というだけなので、勝手に「サマークリスマス」と命名した。さて学術的にはなんと言う植物なのだろうか?

160pxryoan_shojo_2 実は「猩猩草ショウジョウソウ」(mexican fireplant」)という植物とのこと。ポインセチアは「猩猩木」で親戚の間柄だったということで妙に納得。 

そもそも「猩猩」とは何なのか?wikipediaによれば「中国に由来する伝説上の動物、大酒家や赤いものを指す、赤い体毛を持つ」ということで猩猩の図を見つけたのだが(和漢三才図会)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   「猩猩緋」という色もあるらしい。

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2012年8月23日 (木)

今、シリアを想う

シリアの紛争は一向に治まる気配がなく、益々エスカレート。 国境のトルコ領には7万人もの難民が押し寄せている。 22年前のシリアはダマスカスもアレッポも旅人の目には平和で安全な街だった。人々は普通に暮らしていた。 長いまつげの子供たちの大きな瞳が輝いていた。当時の大統領もアサド(父)だった。 

宗教と経済と強国の思惑の中でどこの国でも犠牲になるのは仕掛け人ではなく庶民(弱者)である。あのときシリアで出会った人たちのことを想い出しながら、一刻も早い紛争の終結を祈りたい。

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ダンボールを運んで行く子に声をかけたら振り向いた。 草葺創りの右の小屋で休息し、ランチを食べた。 パンとゆで卵とチーズとトマトと胡瓜・・・・・・遺跡を訪れる旅行者のための茶屋のような感じだった。 風が吹くと粉のような砂が舞ってカメラが動かなくなってしまいそうだった。土壌には塩が浮いていた。(マリ遺跡の近くで)

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羊飼いの親子に出会った。 羊にもリーダーがいて群れを統率しているという。 生後3日目の子羊を抱かせてもらった。 夜、ホテルに戻ると蚤に刺されてお腹がミミズバレになっていた。羊と一緒に暮らすのも大変なものだと思った。

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            男性がカメラを向けたら拒否、オバサンは大丈夫でした

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               北から南へゆったり流れるユーフラテス川 

この子達はもはや成人して立派なお父さんになっていることだろう。 紛争に巻き込まれていないことを願うばかり。

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      ダマスカスのバザールで見つけたアンテイーク指輪(初期プラスチック製)

2012年8月20日 (月)

落蝉の季節

例年の事ながらマンションの廊下には連日のように蝉がひっくり返っている。 

チョット触ると動き出し、つまんで放り出すと再び飛んでいくことが多い。全く動かなくなったのは猫がオモチャにしていたり・・・蝉の一生は地下7年、地上7日ということで、やがて猛暑も過ぎ去るだろうことを期待させるが、いずれ我が身も・・・と想わせる風景でもある。

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                   落蝉のあと一飛びの命かな  

2012年8月14日 (火)

エーゲ海の島 ~ ギョクチェアダ

エーゲ海にはいろんな島が浮かんでいる。殆どがギリシャ領であるが、この島はトルコ領。かってはギリシャ人が多く棲んでいて、「イムロズ島」と呼ばれていた。現在もギリシャ系のトルコ人も住んでいて、公の建物にはギリシャ文字が見受けられたり、ギリシャ正教会もある。

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         島の玄関、船着場: 夏と冬では船の発着便がかなりちがう

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           棲んでいるのか居ないのか山肌に住居が点在する

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          オリーブ畑を見下ろす丘には野生のラヴェンダー

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ギリシャへ移住したギリシャ人が故郷の家をリフォームしてサマーハウスにする人たちも

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             廃墟に入ってみたら、羊が出てきてビックリ!

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                   廃校になった学校

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「村の洗濯場」おばちゃんたちのお喋りの場所だったに違いない、今もチョロチョロ水が

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           島の夕暮れ:お土産の貝殻細工などが売られていた

★ ギリシャ・トルコの住民交換

1920年のセーブル条約、1923年のローザンヌ条約及びオスマン帝国を丁寧に調べて、十字軍以来ムスリムを敵視するキリスト教徒の歴史観に影響されている現実から離れて見るのも面白いと思う。

2012年8月10日 (金)

ハーヴに恋して ~ 癒しの香り 

味覚嗅覚視覚聴覚・・・・動物に備わった感覚は一体どのぐらいあるのだろう。 その昔、若い頃は異国の香水に憧れた。それにまつわるストーリーと瓶の美しさにうっとり、海外旅行のお土産も香水とジョニ黒が相場、「シャネルの5番」が飛ぶように売れていた。バーのママさんが「タブー」をつけていたり、雨の日の満員電車や映画館で漂う濃い香水には気分が悪くなった・・・・まさに高度成長期の日本はそんな感じだった。 今もその残骸が箪笥の隅で変色して眠っているという話を聞くことがある。

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トルコのカフェに置いてあった鉢植えハーヴに触れるとなんともいえない良い香り。その名は「ブッシュバジル」。 種を送ってもらって蒔こうと思っていた矢先、花屋の店先に並んでいた。それをつまんでグラスに入れて毎日触りまくっていたら根が生えて、また花壇に移し、繰り返していると花壇は賑やかになった。いつもこんな香りに包まれていたいと思うのだが、触れないと香らない。ローズマリーもミントも触ってあげないと本来の香りを発散させてくれないのだ。こんなハーヴたちに恋をしている

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