フォト
無料ブログはココログ

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月

2012年7月31日 (火)

美しいくらげたち ~ 山形(鶴岡)

かなり以前のことだが、エーゲ海の港町に「くらげ」が異常発生してプカプカ浮いていたのを目撃しことがあった。くらげって「美味しいんだよ~」と言ったら、目を丸くされた。そのときのくらげは壊れた風船のようなゴミのような印象だった。先月訪れた鶴岡市立加茂水族館のくらげたちの美しさには見とれてしまった。 世界一クラゲの水族館ということで人気を集めているらしい。

038

033

037

046

048

   日本海を眺めながら食べる「くらげアイスクリーム」はコーンもクラゲのデザイン

031

035

まるでお化けの集団? 面白いのでミニ水槽で飼ってみたいという気分にもなってくる。     くらげを漢字で書くと海月または水母、果たしてイメージアップに繋がるだろうか?

032

2012年7月28日 (土)

「喪」の作業

突然の身内の不幸、それも単身者の場合には気が遠くなるような作業が延々と続く。  先ず、室内の家宅捜査から始まり、重要書類を見つけ出し、負の遺産プラスの遺産を見極め、役所に通い、勤務先への挨拶、猛暑の中をあちらこちらを駆け回り、・・・・悲しんでいるヒマがない。 特に子供に先立たれた老親の心境は経験者でなければ理解できないことだろう。

まもなく終戦記念日というものがやって来るが、当時の親たちは「お国のために、天皇のために死んで来い!生きて帰るな!」などと日の丸を振りながら息子たちを見送ったという。 今思えば、何とバカげたことか・・・・・オリンピックの日の丸は嬉しいけれど、そのときの日の丸は何とも空しい。

008 007

鉢の雑草をそのままにしていたら可愛い花が咲いた。生命力とはこういうものか・・・・

2012年7月15日 (日)

「水の透視画法」 ~ 辺見庸著 共同通信社

「ジャーナリスト+作家」の視点で鋭い感覚に溢れた文章に感動することが多かった。 数年前、脳出血で倒れ、ガンを発症した後は、さらに弱者としての眼差しが加わり、鋭さの中に優しさが加わったような気がする。半身不随で片足を引きずりながらのリハビリ散歩、途中のカフェで一休みしながらも鋭い人間観察に余念が無い。一章一節が遺書のように遺言のように真剣なのだ。あまりに鋭すぎて読むほどに感動とともに辛さがこみ上げてくる。真実を受け入れるのは大変なことなのだと「溜息」がでる。

暖かくて軽~い真綿の布団をかけてあげたい。しかし、彼は言うだろう「おばさんの方が寒そうだよ。自分にかけなさい」と・・・・著者が果たしてせんべい布団で寝ているかどうかは知らない。

002_2

・・・・・「今どきの世の中の悪口を言うのはやめよう、昔より特に今のほうが不幸だというわけじゃないんだから」のせりふごときで自己抑制するのは今後はやめにすることにした。いまどきの世の中はやはりもっと悪口を言われて当然なのだ

世界の涙の総量にしたって、不変もなにも、さんざ泣かされてすでに泣き涸れたのかもしれないではないか。問題は四十年来待ちつづけている「なにか」である。

先日その「なにか」にふと気がついてぞっとした。「なにか」はこれからやってくるのではなく、じつは、すでに訪れているのだ。

戦争も恐慌も狂気も底なしのすさみも、見た目は安穏とした日常のなかにおどろくほど細かにもみこまれ、うまくコーテイングされ、あたかも正常めかし正気ぶって、とうにここにやってきている。私たちはそれに気づいていない。たぶん永遠に気づきたくないのだ。・・・ 

(「なにか」がやってきた より抜粋)

2012年7月10日 (火)

かたつむりの蒐集

干支を聞かれたときは「蝸牛」と答えることにしている。すると相手は真剣に目を天に向けて考えるのだ。 かなり前に、蛙大好き友人がいてそのコレクションたるや半端じゃなかったので、ならば私は「かたつむり」ということになった。それを宣言しているとあちらこちらからプレゼントが届くことになった。 

日本より外国のもの、それもガラス製が圧倒的に多い。しかし、これはmade in Japan「日光」のお土産。まるでガラス職人の処女作のようにボッテリした不恰好な塊、ゆっくりゆっくり歩いてどこへ行くのかな・・・・

R0012199_3

2012年7月 8日 (日)

白いばらのプレゼント

何がどこにあるのか、どうするのか、ある日突然逝ってしまった「単身者の喪の作業」というものは実に気の遠くなるような大仕事である。老いて子に先立たれるということがどんなことなのか・・・80歳の兄夫婦は今にも倒れんばかり、わが身の整理も心がけねば・・・・まるで気分は梅雨の空。

004_2   

へこんでいるときに、友人が白いばらに淡いピンクのばらの花束を持って来てくれた。しおれないように「イキイキ」という延命液体を流し込んで眺めている。

2012年7月 6日 (金)

収穫 ~ べランダ菜園

花屋のオジサンに騙されたつもりで植えた茄子の苗に花が咲き、いつの間にか茄子がぶら下がっていた。オジサンに報告したらオジサンもニコニコ。 捥ぎたてを漬物にしたり、炒めたり・・・・大葉も毎日産地直送。 サラダ菜にも花が咲いて、ベビーリーフも年老いて大きくなったので味噌汁の緑野菜として食べよう。

窓からは海も山も見えないけれどままごとのような菜園が見える。スズメ・ヒヨドリ、時には烏もやってくる。これはある種の小さなシアワセというのかな?

003

003_3             いつの間にか捲き捲きになってレタスらしくなってきた

004             ベビーリーフもいつまでも赤ちゃんじゃないんだ・・・ 

2012年7月 4日 (水)

ブルーモスクの紫陽花

梅雨にはいろんな種類の紫陽花が咲き誇っているけれど、トルコでも紫陽花は咲くのですか?という質問があった。 

雨が降らなくても、夏のトルコでは紫陽花がモスクの庭などに咲いている。 イスタンブルの観光の中心地、ブルーモスクの裏庭にもこんな風に咲いていたけれど、かたつむりはいない。 6月のトルコは夏真っ盛り、紫陽花よりバラが目立つかもしれない。

Photo

2012年7月 2日 (月)

ヘブンリーブルーの咲いた日

006_2  6月28日、私の誕生日: 

54歳の甥が心筋梗塞で逝ってしまった。  突然の訃報に心が硬直、子供に先立たれた老いた兄夫婦が気の毒でならない。

花壇にはヘブンリーブルーの最初の一輪が梅雨空に哀しげに咲いていた。突然身内を失ってしまった世界中の人たちの心にも思いを寄せて冥福を祈りたいと思う。

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31