「福島の彼方に」 ~ 私たちを守る顔
東京新聞(5月30日)夕刊のトップには原発作業員の顔写真が載っていた。 メデイアでよく耳にする「作業員」という人たちはどんな思いでどんな顔でどんな風に仕事をしているのだろう・・・と気になっていたのでこの記事に釘付けになった。
放射能汚染最前線に立たされながら、世間の目に触れにくい作業員たちを撮影したのはフリーカメラマンの小原一真氏。 危険を伴う作業の割りに賃金が低い。それでも故郷を何とかしたいという思いで働いている彼らを知り、「私たちの生活を守っているのはこの人たちだ」と感じたという。19~60代の19人の顔写真集「福島の彼方に」はスイスの出版社から発売された(216ページ¥5800)
作業員という呼称も気になる。 「自分の体を張ってでも収入があれば家族を養っていける」「線量喰らってるとだんだん感覚が麻痺してくる」「若い人には来てほしくない」・・・・・・と重みのある言葉だが、彼らはどんな待遇で作業に従事しているのだろう?
小原氏のサイト→ http://kazumaobara.com/2012/03/reset-beyond-fukushima311.html
劣悪な環境で働いている彼らは悪名高き東電社員ではない。彼らの健康管理・将来における放射能による疾病の保障はどうなっているのだろう? 電気代の値上げをする以前に彼らの過酷な環境改善をするべきではないか? 東電社員はOB含めて全員炉に入って作業せよ!それが責務だ!と叫びたい。原発大好き政治家や学者も是非炉に入って活躍していただきたいものである。
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