「ローマンガラス」 ~ レプリカ
キャサリーン・ヘプヴァーンが映画「旅情」で騙されて買ったワインコブレットは綺麗な赤だったような気がする。 このミニ花瓶は1972年の9月、ベニスへ旅したとき、連れの美術家が選んでくれたもの。 汚いヴェネツイアングラスもあるものだと、当初はそれほど気に入ってはいなかったのだが、後日イランの博物館で多くのローマンガラス(古代ガラス)を鑑賞してから愛着が沸々と沸いてきた。 遺跡から発掘され、当時のガラス製法が偲ばれるほどのコピー。
時々雑草を投げ入れては楽しんでいるが、ホンモノの古代ガラスなら、チョットした振動でも崩れてしまうほどデリケートなものらしい。 そういうものは博物館で管理してもらうのが一番だと思うけれど、破損した「かけら」を利用したステキなアクセサリーなどを見ると所有願望に押しつぶされそうになる。ガマンガマン・・・
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