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2012年3月29日 (木)

稼動しなかった原発 ~ オーストリア

At100_4 日本人が局長を務めるIAEA(国際原子力機関)本部は原発ゼロの国、オーストリアのウイーンにある。

「たんぽぽメルマガ」1401号ではオーストリアのツヴェッテンドルフ(Zwentendorf)原発の写真が紹介されている。↓(ドイツ語ですが、中央の文字をクリックすると右側にメニューがでます)

http://zwentendorf.com/Tour_AkwZwentendorf/tour_AKW_Zwentendorf.html 

マーク1型・沸騰水型の原発内部が360度パノラマで見られる。 1978年完成するも国内外反核エコロジーの市民運動が盛り上がり、国民投票で稼動しなくなった。現在は原発研修施設としてヨーロッパ、他国に利用されているという。スリ-マイル島の事故が起こっのは翌年の1979年。内部の映像は人間の脳のごとく複雑怪奇、ロボットではとても手に負えそうもない、フクシマの作業員はどんな作業をさせられているのか想像を絶する。

Wetendorf                                                                      photo:wikipedia

 

Ederuwiz_2 オーストリアは水力発電が主流で62%、火力33%、風力・太陽光など再生可能エネルギーが3%、その他わずかに輸入。     ♪エーデルワイズ♪には原発は似合わないけれど、一基に続き、あと三基・・・と悪魔は囁いたのだ。 それを拒否したオーストリアの国民は賢いサルだった

フクシマ事故直後、経済家庭青少年省のラインホルト・ミッテルレーナー大臣は強い調子でコメントを発表:
 「日本の原発事故は、原子力発電が決して安全で持続的な発電手段でないことを露呈した。この脅威に対する正しい答えはただひとつ、原発の撤廃である。それがすぐに実現できないなら、しかるべき安全措置が講じられるべきだ。オーストリアはEU内の原発に対する“ストレス・テスト”と、その結果の公表を要請する」

さて、日本はどうする?

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