ワイルドフラワー展 ~ オーストラリア大使館
11月23日、勤労感謝の日:
フラワーセラピストの友人の招きで「ワイルドフラワー展」へ。 麻布十番駅を降りて、二之橋をわたり、日向坂を登ったところが会場のオーストラリア大使館(日向佐土原藩島津家の屋敷跡)。江戸時代には色々な橋と坂があったことが髣髴とよみがえる。
1980年に建てられたという近代建築、予約名を名乗り、セキュリテーチェックを済ませて中に入ると正面に卵の様なオブジェが出迎えてくれた。
会場はオーストラリアワインの試飲などもあり、大盛況。オーストラリアの原生花は生命力に溢れているらしく、その芳香とともにアロマの効用もあるらしい。
感動したのは大使館の常設展示なのか・・・・ホールの壁に掛けられた先住民族アボリジニの絵画である。 原始的というよりはモダンアートという感じでシンプルな中に本質が描かれたような作品群。作品の下には名前ではなく顔写真が展示されていたことが気になって仕方がない。アメリカ大陸発見はスペイン人のコロンブス、こちらは英国人でハワイも発見したクック・・・・いろいろと想いは限りなく広がる。
2008年2月、前ラッド首相はStolen Generation(失われた世代)に対し、「歴代の議会、政府の法や政策でわれわれの仲間であるアボリジニに多大な悲しみ、苦しみ、損害を負わせたことを謝罪する」と述べ、世界のメデイアでも報道されたことは記憶に新しい。
会場の隅っこにはコアラのぬいぐるみが愛想を振りまいていたけれど、気づく人は少ないようだ。
「コアラ」も「アボリジニアート」もオーストラリアの生きた観光資源といったところだろうか・・・
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