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2011年4月15日 (金)

ふるい着物

 古い着物をどうしようか・・・と困っている方は以外に多いのではないだろうか?

いずれ着るチャンスがあるだろうと50年以上箪笥に保管した挙句、娘も孫も、興味がないとのことで数枚の古い着物が送られてきた。 棄てるよりは裂いて『裂き織り』をして何か小物でも作ろうと思ったのだが、撫で回しているだけでなかなか「裂く」ことができない。

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 解体しながらその製作の細やかな一針一針・・・・昔の「女の手仕事」に感動!  着物は解くと折り紙のように一枚の布になる。何度も縫い直しができて、染め直しもできて、親子三代まで着られる。最終的には紐に裂いて「ボロ織り」をすれば、最後の最後まで棄てられることはない。 幅も決まっていて日本の合理性が終結したものなのよ・・・と柳宗悦の直弟子の方が言っていた。 

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 骨董市ではまだ仕付けの付いたままの着物が売られている。お年寄りが亡くなると桐箪笥ごと棄てる人も少なくないのだとか。 最近、レトロ着物愛好家も増えて、それなりの着物屋も見かける。 一式ザット3万円也!

それでも棄てられるより着物はシアワセだと思う

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