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2011年4月

2011年4月30日 (土)

ふくしまからの便り

3・11から1ヵ月半、福島市在住の恩師からハガキが届いた。

 初めて遭遇した大地震に命も住む家も失うことなく無事であったことの幸せをかみ締めています。 断水、ガソリンが無い、閉店が多く買い物もできない不自由な日々が続きましたが、沢山の被害者を思い、心の痛む毎日です。地震、津波、原発の三重苦に風評被害と苦しみが・・・正しく理解し、知識を得てわかって欲しいと叫びたい!

                    福島市民憲章

           ☆ 空も水もきれいな みどりのまちをつくりましょう

          ☆ 子供からおとしよりまで安全で健康なまちをつくりましょう

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                   吾妻山の雪うさぎ

区別しておきたいこと

 現 福島県知事 = 佐藤 雄平(ゆうへい)

正真正銘の原発推進派。 福島原発を誘致した渡辺恒三の甥で旧秘書、原発一族として名高い。 2010年10月「プルサーマル」を受け入れ、本年2月7日、福島第一原発の一号炉の稼動延長も容認

 → http://www.meti.go.jp/press/20110207001/20110207001.pdf

TVでの東電社長との面会拒否は単なるパフォーマンス? 御用学者、長崎大、山下俊一教授原発安全アドヴァイザー役(避難者対象原発安全洗脳)を依頼し、批判を浴びている。

 前 福島県知事 = 佐藤 栄佐久(えいさく)

プルサーマル導入に異を唱え、小泉政権の方針に反対、収賄容疑で逮捕、現在上告中。 反原発派として活躍。アジア記者クラブ5月定例会「福島原発の事故は人災だ」のゲスト → http://chikyuza.net/n/archives/9016

2011年4月25日 (月)

4月26日は何の日?

8月5日はヒロシマの日ということは毎年テレビや新聞が教えてくれる。 本心から祈っているのかどうかは知らないけれど、どの総理大臣も黙祷を捧げにヒロシマへ出向く。 

4月26日はチェルノブリの日事故から25年ということを何故か今年は重く受け止めざるを得ない。

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              汚染されたすべての生物に影響を及ぼす

AEC原子力研究所に長年勤務し、最近、共著で「チェルノブリ百万人の犠牲者」を出版したJanette Sherman博士「Enviro Close-Up」という番組でKarl Grossman3月5日にインタビュー。  http://www.universalsubtitles.org/en/videos/zzyKyq4iiV3r/

2011年4月22日 (金)

沈黙の春 ~ Silent Spring

  規制緩和が水道水にも! 

「直ちに害はありません」と言うことは「いずれ害があります」と言うこと。 美味しい日本の水をガブガブ飲めない、魚も輸入ものしか食べられない、子供も外で遊べない、そんな時代になってしまうのか? レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が現実に・・・・・・・・・もう遅い?まだ間に合う? ここで数値を再確認してみよう。

  3月17日付でヨウ素131はWHO基準の300倍に緩和!

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●世界の基準値
WHO基準      1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)

●3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L) 
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
出典は下記 203-204ページ、表9-3参照
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf

日本には放射能に関する飲料水基準は無く
世界保健機関(WHO)基準相当を守っていました。
飲料水中の放射性核種のガイダンスレベル(WHO) です。

しかもセシウム-134とセシウム-137の合計値が370Bq/kg。
基準値を超える物は輸入させないというものでした。

3/17以降・現在の日本の暫定基準値
・ヨウ素(I-131)131  300ベクレル(Bq/L) 30倍
 飲料水 300 Bq/kg
 牛乳・乳製品 300 Bq/kg
 野菜類 (根菜、芋類を除く。 ) 2,000 Bq/kg
・セシウム(Cs-137)137 200ベクレル(Bq/L) 20倍

 飲料水 200 Bq/kg
 牛乳・乳製品 200 Bq/kg
 野菜類  500 Bq/kg
 穀類  500 Bq/kg
 肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg

参考サイト: 菜食文化研究会 http://carrotjuice.sblo.jp/article/43968256.html

Tokyo_water_0405a_2 参考サイト:東京都水道局 (時々覗いてみましょう、数値は信じるしかありません)

2011年4月21日 (木)

修復できた!

 3.11に壊れた我が家の「木製カタツムリと土人形」の修復作業終了!

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無残な状態だったものをボンドで接着。 傷は痛々しいが、一応もとの形に治まった。  東北もこんな風に治まればいいけれど、強い余震があるとまた壊れそう・・・

  木製カタツムリは友人のハンガリー土産、土人形はカイロの想い出

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2011年4月17日 (日)

平井憲夫さんの遺書

3・11以降、必然的に、暗~い、重~いことばかり載せている。 このままでは訪問者が去っていくのでは・・・・しかし、載せないわけにはいかないと思っている。

20年間、現場で『原発安全』の洗脳教育をやってきたことを告白した手記「原発がどんなものか知ってほしい」は日本人に対する遺書のようなもの、小学高学年・中学生でも理解できるように分かりやすく書かれています。日本人として絶対読んでほしい!賛否の議論はそのあとで

アクセスはこちら→  http://www.iam-t.jp/HIRAI/index.html#about

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「平井憲夫さん」について:

1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。

2011年4月15日 (金)

ふるい着物

 古い着物をどうしようか・・・と困っている方は以外に多いのではないだろうか?

いずれ着るチャンスがあるだろうと50年以上箪笥に保管した挙句、娘も孫も、興味がないとのことで数枚の古い着物が送られてきた。 棄てるよりは裂いて『裂き織り』をして何か小物でも作ろうと思ったのだが、撫で回しているだけでなかなか「裂く」ことができない。

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 解体しながらその製作の細やかな一針一針・・・・昔の「女の手仕事」に感動!  着物は解くと折り紙のように一枚の布になる。何度も縫い直しができて、染め直しもできて、親子三代まで着られる。最終的には紐に裂いて「ボロ織り」をすれば、最後の最後まで棄てられることはない。 幅も決まっていて日本の合理性が終結したものなのよ・・・と柳宗悦の直弟子の方が言っていた。 

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 骨董市ではまだ仕付けの付いたままの着物が売られている。お年寄りが亡くなると桐箪笥ごと棄てる人も少なくないのだとか。 最近、レトロ着物愛好家も増えて、それなりの着物屋も見かける。 一式ザット3万円也!

それでも棄てられるより着物はシアワセだと思う

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2011年4月12日 (火)

さくらは咲いたけれど・・・

 4月10日選挙の日

投票所へ行ってもなお悩み続けた、現知事だけには入れたくないと・・・そんな人たちが多かったハズなのに、テンバツ知事は楽勝で紅潮しながら早々とだるまに目を入れていた。 

うつうつとうなだれて散歩に出たら、自粛命令を無視した都民達が静かに、ささやかに、お行儀良く花見をしていた。 「せっかく咲いた花ぐらい見せろよ!」と心中では思っているのかな?

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 4月12日 政府は「レベル7」をやっと認めた

東北にも咲き始めたという放射能を浴びた花の泪ってどんなだろう・・・・・・来年は花びらが3枚とか4枚の桜が咲くのかもしれない。

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2011年4月 8日 (金)

ポラン書房 ~ ねりまのナイス・スポット

 いつも行くクリニックのお向かえにカフェかな?と思わせる古書店がある。   その名は「ポラン書房」、宮沢賢治のポラン広場から命名したとか。

 古書店は増殖中のブックオフなどとは違って文化の香りが漂う・・・じっくりと書棚を見ているとアットいう間に時が過ぎて行く・・・・・現実逃避の場所でもある。 

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            この扉の奥には「ぽらん広場」が・・・・

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時には、古い絵やカードや箪笥まで陳列。 古物商の看板がチラッと目に留まった。

ある日、がっちりした田舎箪笥が\6300.-で売られていた。 散々迷った挙句、アッシーオジサンの友人に運んでもらって我が家の箪笥になった。

時々落語やトークショーのイベントも催され、「ぽらん広場愛好家」が集っている。クリニックに行くのが楽しくなる。

ここはねりまの「ナイス・スポット」!

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写真は苦手といいながら、カメラに向かってくれた店主の石田さん。 帽子の中には本が一杯詰まっていそう・・・

ぽらねっと広場のホームページはこちらhttp://www5d.biglobe.ne.jp/~polanet/

2011年4月 4日 (月)

[雲]がトルコに到着

以下のニュースはトルコのハベル・アジャンスというサイトの翻訳です。(translated by T.Yenerel)

http://www.haberajans.com/radyasyon-bulutlari-turkiye-de-haberi-453524.html

  30 Mar 2011 水 03:50

日本の福島第一原子力発電所から漏れた放射能は、エーゲ海を通りトルコへ到

放射能を含む雲は、4/3頃までトルコに継続して流れてくる模様。低濃度の放射能を包括する雲は太平洋、アメリカ、ヨーロッパ各地に2万km以上の幅で広がっている。
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Prof. Dr.ミクダット・カドゥオールMikdat Kadıoğluは、"放射能を含む雲は1万m上空にあり、5千m以上の高さの雲は雨を降らせないため、放射能を含む雨が降る可能性はない。本当に危険なのは日本から出荷された食品だ"と述べた。気象学専門家ブンヤミン・スルメリBünyamin Sürmeliは、"気象学的にどの地域が汚染の影響を受けるのか詳細な研究が必要である。トルコに来る雲が放射能を含む雨を降らせる可能性が殆どないからと言って楽観視するべきではない" と述べた。

それでは、機乗客は?'Euro Control'からはまだ日本からの旅客に対する制限は来ていないと言う航空専門家ウール・ジェベジUğur Cebeciは、"放射能は風で飛ばされるため、深刻な影響があるとは考えにくい。念のため、着陸した全ての航空機は放射能検査を受けている"と述べた。昨日、アタトゥルク空港Atatürk Havalimanıにて、放射能に関する知識を高めるための会議が行われた。日本から来る全ての機材の内部、外部、貨物全てに放射能検査が行われていること、今まで高放射能は検出されていないことが報告された

TAEK(The Turkish Atomic Energy Authority)が放射能検査をしている

TAEKは、'www.taek.gov.tr'というサイトで、福島の最新状況と、トルコにおける99箇所のステーションにおける放射能濃度が検索できるようにしている。
トルコでの濃度は2時間おきに更新されている。本日現在、トルコで高放射能は検出されていない。

原発危機は数ヶ月かかる


福島付近の土壌で発癌性物質である高濃度の'プルトニウム'が発見されたことにより危惧は更に高まった。
責任者らは、「プルトニウムの流出は3号機における温度の上昇が続いていること、及び制御システムが稼動していないことの象徴である。冷却は数ヶ月を要するだろう」と述べている。
冷却のために使われた海水の排水を溜めている巨大な'放射能プール'をどうするのかも深刻な懸念である。

放射能はビジネスにも影響した

福島で農業を経営している夫婦が放射能汚染で野菜を売れなくなったことを苦にし絞首自殺したという情報も流れる中、中国、フィリピン、韓国、ベトナムなどの近隣諸国でも、人体に影響を与えるほど高濃度ではないまでも空気中に正常値を超える放射能が検出された。アジア諸国は日本からの農産物と海産物の輸入をストップした。
これらの国々では海水中に流れ続けている放射能汚染が自国海域に達することを危惧している

2011年4月 2日 (土)

おりがみ

 3月11日からの数日間は余震とともにテレビに釘付け。 久しぶりに無心に折り紙をしていたら、こんなに沢山箱ができていた。

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大津に疎開中のエマちゃん(4歳)に送ったら、お手紙と絵が届いた。

10階に住んでいたのでかなり揺れて、家具も倒れたらしい。 その後、余震に怯えて大変だったらしいが、今は、おばあちゃんの家で元気に遊んでいるとのこと。

「ゆらゆらするお家には帰りたくない」・・・・いつ会えるのかなあ

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2011年4月 1日 (金)

救援物資~仕分け作業

R0010788_2  被災地へ直接物資を送ろう 行政に任せていたらいつ届くか分からない、と川越の「あとひき煎餅」のおかみさんが立ち上がった。

ガソリンとトラックの手配に難航しながら、やっと送れる手はずが整った。送るなら最も必要とされる場所へ、と決まった場所は南三陸の孤立していた「歌津」地区

                               

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3月30日朝8時川越「蓮馨寺」の講堂には救援物資とボランテイア10名が集まった。こんなときの主婦パワーはスゴイ! テーブル上の品物別に仕分けされた物資を再度詰めなおす。

黒一点のKさんは仕事の休暇をとって参加。重いダンボールはすべて彼の手に・・・

2トン車では間に合わず、急遽4トン車に積まれた物資は夜、11:00出発し翌日早朝5:00に現地到着。

民間の支援が入ったのは初めて!こんなに沢山の物資が届いたのは初めて!と感激されたそうです。 

都庁はいち早く「物資は足りた」と手を引いて物資を預かった「区」は困り果てているという声を聴いて呆れた。さすが天罰知事の管下である、こんな知事を再再選したら天罰がくだる!高コストのパンダ様を被曝させる前に、お返しになる準備でもされたほうがよいのではないかなあ。

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                       川越蓮馨寺

こんな風にささやかな好意と行動が小さな灯を点すことができるのだと実感!今後、必要な支援は時間とともに変化するだろうから、長期的な支援をしていきたいとのこと。

今回協力していただいた方々ありがとう!好意は生かされたようです。 これからも・・・

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次回は5月1日発送:

新品とクリーニング済(自宅洗濯品は不可)物資のみ受付

問合せ先

川越市仲町9-9「あとひき煎餅」 

塩野さん 0492-22-2794

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