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2011年3月

2011年3月29日 (火)

本当に「怖~い話」

51w9sncagll__bo2204203200_pisitbs_3 3月26日、全水道会館でたんぽぽ舎主催、ノンフィクション作家、広瀬隆さんの講演「爆発した時限爆弾」があった。

昼の部は満席で急遽、夜の部も開催された。 いかに原発が危険であるかを2時間半熱く語った。 最初、「今から怖い話をします。聴きたくない方は会場からでてください。僕の話をそのまま鵜呑みにしてはいけません、自分で考えてください」と言った。

最後は「子供達のことが心配です」と声を震わせた。

広瀬さんは最近「原子炉時限爆弾」危機は刻々迫っている!を出版したばかりで、まるで予言者のようである。

タンポポ舎のHPで録画を視聴できるhttp://www.tanpoposya.net/

★ 悲惨な原発事故は人災

その責任者は、真摯に事実を学ぼうとしない大学教授たちと連日バラエテー番組にうかれてきた無知なテレビのマスメデイアである。NHKなどは「1000年に一度の巨大地震」 と強調するが、この地震の実害は津波。ほんの100年前の1896年(明治29年)、岩手県沿岸の綾里(38.2m)、吉浜(24.4m)、田老(14.6m)の高さが記録されている。

★ 「想定外」の言葉を安っぽく濫用しすぎてはならない

庶民が被曝後に、「想定できなかった」ということは専門家ではない。電力会社が故意に想定しなかった」だけであり、想定しなかった責任は被曝者に対してきわめて重大。津波の被害の上に放射能を浴びせ、国民的な救済を遅らせた。この損害賠償を国民の税金で行わせる電力会社は犯罪企業である。

★ 数値は原子力産業のトリック

「放射性物質を測定するモニタリングデータによると、爆発直前の放射線量は1015マイクロシーベルトで、これは1年間に一般人が浴びる許容量(1mSv)を1時間でこえる値だった」とテレビ新聞は報道。 通常の自然界の放射線は、1mSvよりずっと小さい。 

365日x24時間x1.015= 日常の8891倍許容量のざっと1万倍になった、とわかりやすく言うべきである。単位時間あたりの被曝量を年間と比べる場合には、365日x24時間=8760倍掛けることだ。それでも、内部被曝を考慮すると言い足りない。

TV登場の原子力推進学者達は、レントゲン写真撮影や、航空機における放射線被曝と比較して、その何分の一だと言い張っていたが、内部被曝を計算すれば、何万倍という単位ではるかに異なる逆の結果になる。

枝野は「衣服を縫いで、皮膚を洗えばいい」と言うレベルの人間である・・・・・・・・・・・・・・

 おばさんは、「正しいパニックとはどんなパニックなのだろう?」と考えている。

2011年3月26日 (土)

それでもトルコは原発を推進する・・・・

かって日本もそうであったように、最近のトルコの近代化は目覚しい。 暖房も石炭から電気へと変わりつつある。今でも、羊飼いなどの生活もある反面、より快適な生活を求め、田舎を去る若者も多い。これは古代からの世界共通の現象ではあるが、トルコにも核エネルギーが必要だと建設予定地はいずこも同じ、風光明媚な沿岸。  今回の日本の原発事故は連日新聞を賑わせ、予定地では反対運動も起こった。 しかし、首相のエルドアンと大統領のギュル両氏は「何事にもリスクはつきものだ」と早急な原発推進を続行するかまえである。1000年に一度(実は100年に一度)のリスクなんか想定外だということなのだろうが、日本の二の舞を踏まないで! 石炭でいいじゃない? 優しいトルコの人々を放射線の危険にさらすようなことをしないで!

                 Turkishexpertsdisagreeonturkeysnu_2                                         photo: Hurriyet

          ドラムを叩いて抗議するトルコグリーンピースの人たち                                          

     Akkuyulocalshavefukishimanightmar_6 

     第一号候補地は地中海沿岸の町アックユ(Akkuyu)はロシアと技術契約  

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       第二号は黒海沿岸のシノップ(Sinop)、こちらは日本から技術輸入

果物と野菜を栽培しているこの美しい町に第二のFUKUSHIMAを再現しないで!自国の原発も管理できない日本が介入して金儲けをするとは何と罪深い・・・・・

         

2011年3月23日 (水)

原子力の町ってどんなまち?

この10日間でFUKUSHIMAは世界にその名をとどろかせる事になった。 もはやゴーストタウンになっているだろう双葉町のホームページを開いてみた。

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  福島第一原子力発電所が立地する双葉町は、光る海と緑の山々に恵まれ、多数の遺跡や史跡がある「観光と歴史の町」でもあります。 遠浅の海と美しい砂丘が広がる双葉海水浴場には、町営の海浜公園が隣接し、毎夏、首都圏からの大勢の海水浴客で賑わいます・・・・・・

「ふくいち感謝デー」というイベントも開かれ、「国内初の軽水炉型原発プルサーマル発電開始」は正に、おらが町の自慢でもあり、原子力発電センターは町の観光ルートにもなっていたようです。

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                     原子力発電センター

40年前、悪魔がこの風光明媚な町に囁いた。 原発を立地すれば良いことが沢山あるよと・・・この目に見えない危険をどこまで納得していたのだろうか・・・・7基と8基も着工予定であったようだ。 当初は30年間ということだったらしい。

殆どの住民は埼玉アリーナに移動し、避難民生活を強いられている。忍耐強い福島県人とはいえ、我慢にも限界があるだろう。 原発経営者の東電社長は事故に対してまだ謝罪すらしていない。すべては未曾有の想定外の出来事のせいにしたがっているが、地震は想定内だったはずである。危機管理を怠った罪は大きい。

   

2011年3月17日 (木)

第二のヒロシマにならないように・・・・・・

日頃ご無沙汰のトルコ人達から地震のお見舞いメールがいち早く届いた。 トルコ在住邦人たちもトルコ人からお見舞いのラッシュだとか・・・。  本当にこれ以上ひどくならないように祈るばかり・・・

たった今、現地旅行会社に勤める友人から届いたばかりのメールを紹介します。

トルコでは、「被曝する危険性があるため、日本には止むを得ない事情がない限り行かないように」という通知が、昨日旅行業組合から一斉に出され、日本からの輸入も放射汚染の可能性があるため止められる可能性が高いと報告されています。

ヨーロッパ系航空会社は成田から撤退し、名古屋や大阪利用に切り替え、自国民に日本からの退去を促進しているようです。

また、MOX燃料の危険性が新聞一面に紹介され、爆発した場合、被曝のえいきょうは24000年続くとかかれていました。

何とか3号機さえ止められれば、日本は早く立ち直れると思うのですが・・・・

今は日本の底力と神の加護を祈るばかりです。

トルコでは「神は背負いきれない重荷は課さない」と言われますが、そうであることを願ってやみません。

戦後の復興期のように驚異的なスピードで日本が再興することを祈って。

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                                            photo by madam kase

2011年3月15日 (火)

励ましの映像   We pray for Japan

  最悪なことが現実になってしまった・・・・・・・・

日本は地震と津波と原発の3大セットに襲われてしまった。

これから日本はどうなるのだろう・・・涙も出ない。 余りにも被害が大きすぎる。

たった今、こんなビデオメッセージが届いた。

http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

被害者は見る余裕もないけれど、今、世界中が日本に目を向けているのは確かだ

2011年3月12日 (土)

ついに大地震が・・・・・・原発は大丈夫?

2011年3月11日、電車を降りた途端、今までに経験のないスゴイ揺れ、怖かった。一瞬いろんなことが頭をよぎる。 仙台の兄に連絡するも通じない、都内の電話もかかりにくい。 幸い我が家はモノが落ちた程度。TVを見ながら待つしかない。被害の大きさが刻々と伝わってくる。 

恐れていた東京電力の福島原発ストップ!原発集会で最悪のシナリオが現実にならなければいいが・・・放射線がもれていない・・などど言いながら、実はもれていたらしいという曖昧な報道。 チェルノブリの二の舞が・・・・逃げ場のない日本はどうなる?

実に間抜けな政治屋たち、私服を肥やすことしか頭にない高機能障害官僚族大企業の雇われ社長たち、重箱の隅をつつきあう喧嘩なんぞしている場合じゃあないのだ! この現実に目を向けよ! そして我々小市民たちも何が「平和とシアワセ」なのか考える季節なのかも。 バブルの記憶を忘れよう・・・貧しい日本の再来だ。

いち早くトルコの友人達からお見舞いメールが飛び込んだ。新聞(Hurriyet)を覗くくとトップニュースで日本の地震を報道している。

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                                   1分前から地震の警告

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                         ノアの大洪水          photo by Hurriyet

2011年3月 5日 (土)

月の花 = ひまわり

 「ひまわり」と言えばsunflower

太陽に向かって咲く花(向日葵)ということで妙に納得していたのだが、トルコではaycicegi = moonflower、月の花なのである 

そういえば満月を思わせないわけではないが、チョット抵抗がある。 田舎の市場ではこんなミイラのような「ヒマワリ」が売られていた。 ヒマワリの実は美味しいけれど、コレを買う人は自家製ひまわりオイルを作るのだろうか・・・・・・オリーブオイルより安価なので普段使いのオイルにはヒマワリが用いられるようだ。 トルコ旅行に行ってオリーブオイルにアタッタという話をよく耳にするが、実は酸化したヒマワリ油のせいらしい。 「ヒマワリ蜂蜜」というのも見かけた。

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               夏には一面黄色に咲いている風景に出会うことがある

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