エドワード・W・サイードの映像
暮にNHKハイビジョンでドキュメンタリー再放送「パレスチナ響きあう声」~E.W.サイードの提言から~を観た。 サイードといえば、「オリエンタリズム」の著者であり、大江健三郎の友人でお馴染みだが、動くサイードを見たのは、はじめてである。
アラブ系の濃い顔を想像していたのだが、動く彼の風貌は一般西洋人と変わらない。 2003年、白血病で亡くなる前の映像である。 録画しようにも我が家のビデオはBS不可、あわててテレビの映像に向かってシャッターを切った。確かに静画ではアラブらしさも感じられる。 キリスト教徒の家庭でエルサレム生まれ、カイロ育ち、アメリカに渡る、というバックグラウンドなればこそ彼の提言が可能なのだろう。
2011年はサイードの遺産にどっぷり浸かってみようか・・・それにしても購買力のない彼の著書はかなり高額なのが悩みである(図書館の本には落書きができない)。
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コメント
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図書館をチェックしたら殆ど在庫あり、しかも借り手ゼロ状態。 税金回収のチャンス!継続購読でがんばることに・・・・途中でへこたれないと良いのですが。
投稿: | 2011年1月 8日 (土) 21時27分
みすず書房の本は、みんな高いです・・・。以前は江古田に、ここの本をたくさん扱っている古本屋がありましたが、いつのまにか消えてしまいました。古本もネットなんですね、今は。
投稿: こはる | 2011年1月 8日 (土) 20時15分