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2017年9月18日 (月)

『満州』って何?

まだ幼い頃、満州育ちの母はよく満州の話をしていた。 主に女学校時代のことが多かったが、当時の中国人や満鉄の話もしていた。日本のことを「内地」と呼んでいたのも不思議だった。

満州って地図にも載ってないし、どこにあるの?と聞いたことがある。今の中国だと母は答えたが、その後、中学でも高校でも満州のことを学ぶことはなかった。 卑弥呼や聖徳太子のことは丁寧に学習するのに、こと近代史になると駆け足で通り過ぎた感じがする。

いつかはっきりと「満州」について知りたいと思う気持ちが募っていたのだが、本著を読んでやっと辿り着いた思いがする。 史実を踏まえた上で、名画「ラストエンペラー」などを観るとより深い理解ができ、満足度がアップする。

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プロローグ

「満州」という言葉を聞いてどんな風景を思い浮かべるでしょうか。ーどこまでも続く地平線、果てしなく広がる大豆畑ー

「満州」ーそれはユートピアの名であり、血塗られた大地の名でもあります。「植民地」ーこの言葉を今私たちは遠い世界の言葉、他人事のように効いていますが、何を隠そうわずか70年前、日本はこの満州を植民地にしていたのです。

雪玉は誰にも止められぬ雪崩となった

大日本帝国を太平洋戦争に招いたものは、暴走して泥沼化した「やめられない」日中戦争。 日中戦争が解決できないから、やけっぱちになって、アメリカやイギリスに戦争を仕掛けた。

その日中戦争を招いたのは満州事変であり、満州国の存在。 日本人は皆で歯を食いしばり、奮闘努力して、ろくでもない方へろくでもない方へと進んで行き、あっという間に、沖縄戦という悲劇を招き,都市という都市をナバーム弾で焼かれ、原子爆弾による攻撃を受けた。

満州の崩壊ー脱植民地化へ

日本は立場主義。 「私はそのときの立場に従って役を果たしただけだ」 「その立場に立てばだれでもそうするだろう」「国策に反することは立場上できない」・・・とまるで、アイヒマン。そう考えるのであれば、学ぶ・教わる必要もないし、学ばせる・考える必要もない。

そして現在も

言うことを聞かなければ、補助金を貰えない・言うことを聞けば使い切れないような補助金が降ってくる。 

今、まさに原発立地でも核廃棄物処分問題でも沖縄基地問題でも。飽くことなく繰り返されている日本政府の、つまり立場主義者たちの、18番の手法である。

2017年9月 9日 (土)

『静かなる情熱』 ~ エミリ・デイキンスン

エミリ・デイキンスンEmiy Dickinson(1830-1886)はアメリカの詩人であることは知っていたものの、その作品と人物についてはボンヤリ。 自然、信仰、愛と死をテーマにした作品は生存中は無名であった。

100年前のアメリカ人がこんなにも美しい英語を話していたのだろうか(たとえ、上流家族とはいえ)と驚き、映像もイギリスらしく丁寧で美しい。 彼女の個性と生きた時代を振り返りながら後味の良い作品に収まっている。英語の語学教材としても優れた映像ではないだろうか…などと思いながら、うっとり。

彼女の病気を医師がブライト病と診断する場面がある。今でいう腎臓疾患だったらしい。静かなる情熱を秘め、生前は作品を評価されることもなく自宅に閉じこもりながらの詩作。 かなり気難しい性格だったようだ。

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改めて、彼女の詩に触れてみたくなって、早速、図書館へ申し込んだ。

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          Water is taught by thirst;
                   
          Land, by the oceans passed;           
          Transport, by throe;
          Peace, by its battles told;        
          Love, by memorial mould;

            Birds, by the snow.

            水は 渇きによって 教えられる        

            陸は 渡ってきた 大洋によって
            恍惚は 苦悶によって
            平和は 語られる戦闘によって
            愛は 形見の肖像によって
                 鳥は 雪によって

                               出典エミリー・ディキンソン

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監督・脚本: テレンス・デイヴィス

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主役: シンシア・ニクソン

2017年9月 1日 (金)

『長月』 ~ 秋のはじまり

イヨイヨ秋、暑い暑い・・・とだらだらした生活に終止符を打ち、身が引き締まる季節であるはず。ネットの時代とは言え、世界中が異常気候やらテロなどにに悩まされ、世界同時危機にさらされている現実。ボタン一つで買い物も振込もそして戦争だってできる。 

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窓から見える空も秋の風情。まだ残暑が戻ってくるとしても、2017年の夏もオワリ・・・政治も何かと問題を提供してくれましたが、このまま忘れてしまうのでしょうか。

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   玉の汗今治タオルもて吸わん

今治タオルってふわふわで吸収力抜群!大好き!今夏はタオルケットもゲットしました。 とっても心地よいです。 こんなスグレモノが存在するのだから獣学校ナンテ建てなくても良いのに・・・。

  熱帯魚トモミてふ名で呼んでみる

トモミって? アアアアアあの伊達メガネとエクマツの・・美容に目覚めた政治屋ネ。弁護士の資格って難しいいハズなんだけど、コネでもつかったかな? あの顔で日本会議の重鎮らしいからネ。

2017年8月30日 (水)

外国人がいっぱい! ~ 雷門

久しぶりに浅草寺へ。 入口の雷門は健在だけれど、なんという人込み!  まるで中国か台湾の寺に行ったような気分。言語の違うお上りさんたちで一杯。 子供のころから想い出の多い場所ではあるけれど、もう来るのは辞めよう!と思った。

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                自撮りする人がウヨウヨ。
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提灯に近づいてみると「松下電器」とある。 大提灯は1865年焼失。  1960年松下幸之助が寄贈し、以後10年ごとに新しい提灯が奉納されているという。さすがに、パナソニックとは書けないわけだ・・・。

路地を入った老舗の「大黒屋」で天丼を食べた。

2017年8月21日 (月)

『蛍』 ~ じゃんけんで負けて生まれた

今では幻のような気がするホタル。子供時代は毎晩、団扇をもってホタル籠を下げて蛍狩りに出かけたものである。 暗くしてホタルの光を見ながらすやすやと眠ったのだが、朝になると普通の黒い虫に化けていて、ガッカリ。 まるで魔法が溶けたようだった。

今では農薬の影響で殆ど見られなくなった田舎の風物詩。 時折観光用の蛍狩り催事でお目にかかれるらしいが、所詮ニセモノって感じがする。

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     じゃんけんで負けて蛍に生まれたの  

という名句を生み出したのは俳人の池田澄子氏。 じゃんけんで勝っていたら何に生まれたのでしょう・・・。 

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数日前、若い友人から籠に入ったホタルが郵便で届いた。 開けてみるとたくさん入っている。何匹いるのだろう。 このホタルは朝になっても灯が消えない・・・・・lovely

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                これは源氏ボタルかな?

2017年8月11日 (金)

『ゆり』 ~ 夏に強い花

夏の野に咲いているのは「山ユリ」。華やかさには欠くけれど、セミの鳴き声とともに想い出す田舎の風景。

花壇の花も夏疲れで希薄になったので、切り花を買った=オリエンタルユリ。 少なくても1週間は持つので、毎年今の時期には購入。

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つぼみが一輪ずつ開花するごとに、芳香が漂い、夏を実感。


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こちらは昨年、津山で売られていた百合の女王「カサブランカ」。 なんとなく迫力がない!・・・・・・なぜだろう?

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そうだ、コレがないのだ! 花粉が落とされていたのだ。衣服に付くと大変なことになるので、花粉を拭きとってから販売するのだとか、花粉のない花って間が抜けていないだろうか? 棘のないバラのように・・・・・・・・・・。(人間様にとっては都合がよいのだけれど)

2017年8月 4日 (金)

これは『実』? ~ 我が家のオリーヴの木

今年は初めて花が咲いて、感激したけれど、実はならない・・・と深く信じていたのだが、見上げると、イボのような実のようなものが、数個だけぶら下がっている。これはもしかしたら、「実」なのだろうか?

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日々観察しているのだが、一向に大きくならない。木にしっかりつかまっている。

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花が咲いたら、違う木の花の花粉をつけなければ実らない、とモノの本には書いてあるし、人も言っている。  レンズを拡大すると、どう見ても実に似ている。 さては最近やって来るスズメ一家の悪戯か????

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本来ならば、こんな風にたわわに実るハズなのだが(これはトルコでの写真)。

2017年7月31日 (月)

え・こ・ひ・い・き

首相Aの女性趣味の悪さには呆れる。 チャラ子大臣を何でかばうのか?という声が聞こえて久しい。 つられて想い出すのは小学生時代の先生のお気に入りだったNちゃんのことである。Cid_4c7a85299fd84c33a31040ff2e4e3_5
小学校の4~5年生のころ、先生の信望を一心に集めていたカワイイ子がいた。なんでも器用にこなすオール5タイプ。 学芸会、運動会・・・学校行事の主役の先頭には必ずNちゃんの名前があった。 クラス仲間たちも彼女に一目を置くようになった。 いわゆるクラスの御姫様。

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先生をしっかり味方につけたNちゃんも徐々に奢るようになっていった。彼女が白と言えば黒でも白が信じられ、ボス的な存在に・・・・。 6年生になったときに異変は起こった。えこひいき先生が他校へ転勤になってしまったのだ。 仲間もいつまでも子供ではなかった。学級委員の選挙では初めてNちゃんが落選したのである。

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この事件はNちゃんには大ショック。その後、彼女の態度は謙虚に控えめに変わっていった。 「私はイイ気になっていた、生意気だった」と猛反省の手紙が中学生になったときに届いた。

その後、彼女はずっとこのことを心の傷として引きずって生きてきたらしい。

要するに、えこひいきはひいきされた側にも後味の悪さを残すのである。


2017年7月20日 (木)

アートか哲学か?  ~ 石川九楊展 @上野の森

石川九楊展が開催されている(7月30日まで)。 門下生である在京都の友人の久しぶりの上京ということで、暑さの中、会場に出向いた。

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『書だ!』という迫力ある文字の案内プラカードが道順を教えてくれる。石川九楊の書に出会ったのは20年前、まるでピカソの絵のようにも思え、その斬新さに驚いた。和紙の上に墨で書かれた書は白黒の囲碁のような、禪のような静けさを感じる。

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今回は源氏物語が展示されているというので、興味深い。

書とは何かを問いづづけた石川九楊の仕事の全貌ということで、過去の作品も展示されていた。 象形文字のような作品や、一面真っ黒な作品や、刷毛でなぞったような作品・・・もちろん、読めないのだが、奥が深く、もう感性で理解するしかない。 それで良いのだと思う。 

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                       9・11・

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                      歎異抄

2017年7月12日 (水)

「黄色い羽根」と「カップ焼きそばの作り方」

最近、政局の面々が右胸につけている黄色い羽根は何なんだろう? 未来へ向かう希望の羽根だとか(?)、ふさわしくない方々の胸に危険信号のごと揺らいでいるこの黄色い羽根が気になってしょうがない。

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もしも総理がカップ焼きそばを作ったら

(斎藤美奈子の本音のコラム07.12.)

いわゆるカップ焼きそばの、作り方につきましてはですね、これはもう、まさにこれは、そういう局面になれば、お湯を注ぐわけであります。

 

それをですね、それをわたくしが、まるでかやくを入れていないというようなですね、イメージを操作なさる。

 

いいですか、みなさん、こんな焼きそばに負けるわけにはいかないんですよ。

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「君が焼きそばを作ろうとしている事実について、僕は何も興味を持っていない」 
村上春樹風

「カップ焼きそばに現在性があるとすれば、その変性のイメージにある」 吉本隆明風


これは宝島社の『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』という文体模写を楽しむ本から発想したもので、面白い。

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